|  
 天然記念物 御神木 なぎの老樹
 熊野権現の御神木で平重盛公御手植として知られ、幹廻り六米、高さ二十米、吾国最大のなぎの巨木。
 なぎは凪に通じ昔から家内安全和楽の信仰があり、熊野詣のしるしになぎの小枝を手折った事は古書にも見られる。
 なぎの実で奉製した「なぎ人形」は家内安全のお守りとして有名。
 
 千早振る熊野の宮のなぎの葉を
 変らぬ千代のためしにぞ折る
 
 定家
 
 
 熊野権現 願い紐
 願い紐を買った。同封の解説には『昔より五色で織られた紐は、災厄を除くといわれています。
 心をこめてあなたの願い事を御祈念のうえおつけ下さい。』とあった。
 早速、速玉大社に願い事をして紐を腕に付けた。
 
 
 熊野川
 速玉大社から熊野川沿いの県道168号線を熊野本宮大社に向かう。熊野川は鮮やかなコバルトグリーン。ほんとに水の澄んだきれいな川だ。
 
 
 熊野本宮(ほんぐう)大社
 古くは「熊野坐(くまのにます)神社」という名で呼ばれていた。熊野三山の中心で全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮。
 鳥居の前に立つと、大きな八咫烏(やたがらす)の幟が目を引く。八咫烏は熊野権現の使いで三本足の烏。日本サッカー協会のシンボルマークでお馴染みのもの。
 
 
 社殿
 神門をくぐると、檜皮葺きの古色蒼然とした社殿が向かって左から第一殿・第二殿の相殿(あいどの)、第三殿、第四殿と3棟並んでいる。
 第一から第四殿の全てに願い事をして、早々に駐車場に戻る。
 本宮大社から168号線を少し戻って、県道311号線に右折する。中辺路町でやっとネット接続が可能になった。
 時間も午後四時を過ぎているので、そろそろ宿泊予約の準備を始める。
 和歌山で一泊7,000円以下、駐車場無料の条件で検索。該当なし・・・、やばい。
 そこで地図を開き、最寄の都市に目をやると、そこには奈良が。
 再度、同条件で検索、すぐに見つかった。神社や鹿苑にも近い。即予約して目的地変更。
 県道311号線からそれて龍神村を通り、県道424号線を阪和自動車道・吉備ICに向かう。
 途中、和歌山を通過、割と大きな街のようなので、宿が見つからなかったのが不思議だ。
 松原Jctから西名阪自動車道にはいり、天理ICで降りて8Kmほど走るともう奈良市街。
 宿には道を間違える事もなく到着した。
 
 2006-04-02 伊勢神宮
 【おはらい町通り】
 4月1日に名古屋で親睦会に参加して一泊、きょうは名古屋から県道23号線を伊勢神宮に向かった。
 道すがら気付いたのは、沿線に『餃子の王将』、自動速度取締機、ジャスコが多いこと。
 伊勢神宮の周辺はやはり混んでいた。無料駐車場も一杯だったが、川原の臨時駐車場(無料)もかなり広いので余裕で駐車できた。
 まずは、伊勢神宮へのおはらい町通りを歩く。観光地化されてはいるが、地元特産物を活用した店舗が多いので歩いていて楽しい。通りから、おかげ横丁にはいると情緒ある街並みの飲食店が立ち並ぶ。豚汁、おにぎり、餅ぜんざい、そば等々和食が中心なのもいい。
 
 
 もめんや藍
 私が立ち寄ったのは、おはらい町通り沿いの『もめんや藍』。松坂もめんの特徴である縞柄の藍染の眼鏡ケースと柄が同じ2口のがま口財布を購入。2口あると紙幣と小銭が分けられるのでとても便利。財布に付けてある鈴は『伊勢くみ紐 平井』で買った。
 七色の組み紐は身に着けると厄払いが出来るそうで、写真では分かりにくいのだが、七色の組み紐の先に鈴が付いている。
 
 
 携帯ケース
 更に、携帯ケースもGet!ケースの横の小さな物体は、デザインフェスタで購入した『ひょうたん星人』。
 
 
 伊勢神宮内宮(皇大神宮)
 宇治橋(うじばし)手前の参宮案内書で地図をもらう。
 神宮の表玄関あたる宇治橋は五十鈴(いすずがわ)に掛かる前長101.8mの木造の橋。この橋を渡って右手に進み、手水舎(てみずしゃ)で手を潔める。
 
 
 風日祈宮橋
 杉の大木が立ち並ぶ参道に、大樹フェチの私はかなり舞い上がり気味。人目を避けて樹皮に両手をそっと触れ、樹の脈流に同期する。とても気持ちよい。
 一の鳥居、二の鳥居を潜ると右に風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)がある。写真は風日祈宮橋から雨で靄が立ち込める五十鈴の支流を撮影したもの。
 短い石段を登ると御正宮(ごしょうくう)。私も心を静めて真剣にお願い事をした。
 
 
  次の記事を表示 
 
 
 
 |  |