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2001-07-20 千手が浜キャンプ場閉鎖
千手が浜キャンプ場閉鎖 恒例の奥日光キャンプ。20日金曜日からの1泊。寝坊して湯ノ湖で昼食を済ませたのが午後2時。
湯ノ湖の対岸を周り、湯滝、小滝、泉門池を経由して小田代原に入る。
ここには回転式のゲートがあり辺りは柵が張り巡らされ、奥のほうの線には鹿よけに電流が流れている。
ここ数年鹿が繁殖しすぎて、貴重な植物が絶滅に瀕しているそうである。鹿は本当によくみかける。
西ノ湖への分岐を選ぶと人通りのない熊笹の茂った道になる。市道1002号線(一般車通行止)にぶつかってそのまま千手が浜に向かう。
途中、林道へ入る事もできるが、かなり足場が悪いという情報を入手してあったので、時間の都合上、市道を歩く。
あちこち樹木の下の方の樹皮がなくなっている。市道の看板によると、鹿や熊が食べるそうで、その食べ方の違いが写真付きで説明してあった。そのうえ、最近熊をみたという看板がやたら目に付く。確かに樹皮のかじり方が熊のものもある。
熊よけの鈴と直火用のチタン製のカップが音を立てているので安心だ。
出発地から13キロ程度だろう。夕方5時を過ぎた辺りで千手が浜に着く。船着場の近くの管理小屋は閉まっていて人気がまったくない。
以前設置されていた自動販売機もない。持参した水筒の水もゼロ。喉が渇いた。奥にある千手が浜第2キャンプ場へ向かうがそこの管理小屋も立ち入り禁止。
回り込んで炊事場に向かって水道の蛇口をひねっても水が出ない。こりゃ困った。足もかなり痺れているし、脱水症状を起こしかねない。
湖に注ぐきれいな川が流れているので水を汲み煮沸してコーヒーを飲む。美味しい。疲れを癒すために30分位休憩しただろうか。
午後6時を回っている。まだ明るいが、当然、低公害バスの時間帯は過ぎている。
さてどうしよう。ここにテントを張ってもいいが、ちょっと危険そう。足に疲れが残るが、湖畔沿いの林道を抜けて、赤岩・菖蒲が浜方向へ向かうことにした。
登山靴なので市道のアスファルトを歩くよりは足に馴染むが道は起伏が多い。黙々と歩くこと2キロ弱。赤岩キャンプ場に着く。かなり暗くなっている。
灯りが燈り、管理人2?3人(客はいない)が夕飯の支度をしていた。そのうちの1人の女性に『ここ泊まれますか?』と聴くと予約が必要だとの話。
この先、大木が倒れていて、夜道を心配して他の男性に話し掛ける。
『それだけピンピンしていれば大丈夫だろう』と安直な答え。(『おっちゃん、ほんとうはすごく疲れてるんだよ~』と内心思うがプライドの高さが許さない)。
『大丈夫ですよ、菖蒲が浜で泊まります』と愛想笑いをして先を急ぐ。ここからはヘッドランプをつける。
さらに道が悪くなる。丸太で区切った階段状の昇り坂では息があがる。岩場も多く慎重に歩を進める。近くでガサガサと動く音が聞こえるが構ってられない。
ライトを照らしていても道は分りずらい。以前一度通った事がなければ、コンパスを持っていても役に立たないだろう。
赤岩での話の通り、大木が倒れ、道を塞いでいる。丸太にしがみつき、よじ登って越える。暗闇の中10キロ以上のザックを背負っいるので一苦労である。
さらに歩くこと30分位だろうか。菖蒲が浜のほうからスピーカを通した賑わいが聞こえてくる。林間学校にきた中学生達の声のようだ。
日光プリンスホテルを迂回して1キロ程歩いてやっとのことキャンプ場に着いた。時間は8時半を回っていた。
ランタンをつけて、手早くテントを張る。缶ジュース2本を一気に飲み干し、眠りにつこうとするが、足が痺れていてなかなか眠れない。
そのうち、辺りの喧騒も静まり、いつのまにか寝ていた。
菖蒲が浜キャンプ場の管理人に聞いて千手が浜キャンプ場が廃業になったことを知った。一度、廃業になると再開は難しいとのことだ。
千手が浜キャンプ場は自然に包まれた一番のお気に入りの場所で、毎年訪れていた。
車が立ち入れないため、来る人も疎ら。オートキャンプ派におされている中、経営が難しかったのだろう。とても残念でしかたない。

2000-10-15 御岳
御岳 今秋は週末によく雨が降る。散策の足も鈍っていたが、きょうは秋晴れだ。
中央線快速で青梅で乗り継ぎ御岳駅で降りる。
バスに揺られること10分、ケーブルカー下の滝本駅に着く。
ケーブルカーは傾斜25度以上の急斜面を乗車率150%で登っていく。
山頂の御岳駅から武蔵御岳神社への途中、樹齢数百年の見事な大木が聳え立つ。
その先にはお土産屋が軒を並べ、神社への石段に続く。
社務所では貧乏除けのたいそうなお守りを売っているので、慢性的に貧乏な人は購入してみるのもよいだろう。
もと来た石段の中腹からは長尾平・岩石園への林道が伸びる。
長尾平展望台は早めのお昼を取っている団体さんや家族連れで結構賑わっている。
道は岩石園と七代の滝へと分岐する。
左手の滝への道は、丸太で仕切られた階段の続く足場の悪い下り坂となる。
運動不足で足腰が弱っている人には辛いので、岩石園経由で回り込んだほうが楽だ。


七代の滝 七代の滝
七代の滝は数段に分かれていて全長8m位はある。
滝のすぐ脇の樹木には相合傘が刻まれていた。すごい力の入れようで彫るのに2?3時間は掛かっただろう(自然を大切に!)。かなり年月がたっているらしいが、未だに色あせていない。
滝から鉄の階段を登ると天狗岩にでる。そこからはなだらかな道となり、渓流沿いを歩くことになる。まだ紅葉には早いが、静寂の中に神秘的な雰囲気を漂わせている。3時間程で一周して御岳神社に戻る。
お昼は情報誌で予めチェックしていた山香荘の釜めしだ。
お土産屋を下ったすぐのところに表札があり、その奥まった先にあるので落ち着いて食事をしたい人にはお奨めだ。
玄関で靴を脱ぎ奥へ案内される。釜飯は松竹梅とあるが梅で充分。
恥ずかしがらずに梅と頼もう。梅定食にはオリジナルの白ワイン(非売品)、山芋のスライス、サラダ、山菜の小鉢2個とけんちん汁まで付いてくる。
山菜釜めしの味付けは濃すぎず美味しい。ちなみにここの蒟蒻も好評らしい。
この御岳は日帰りに丁度良い散策コースなので紅葉の時期に訪れてみるのもよいだろう。

【参考データ】
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新宿 →御岳駅(JR) 890円
御岳駅→滝本駅(バス) 270円
滝本駅/御岳駅(ケーブルカー往復) 1090円
山香荘・釜飯(梅) 1575円
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合計:4985円

2000-08-27 川俣東沢渓谷
川俣東沢渓谷 8月も終わりなのに高原はまだまだ暑い。起床とともに寝具一式とテントを干す。
その間に朝食を済ませ、乾いたところでザックに詰め込む。
清里駅に向かい、駅前の観光案内書で地図をもらう。
清里駅から甲斐大泉方向の2つ目の踏切を渡り清泉寮への道をたどる。舗装された幅の広い道に木陰は無く、登り坂はかなりの傾斜だ。レンタサイクルの家族連れも途中途中で休んでいる。

2キロ程で清泉寮に着く。焼きとうもろこしが目に入る。店員のお兄ちゃんに満面の微笑で『1本』と指で合図する。とうもころしは大好きだ。木陰の地面に座りほおばる。すごく美味しい。

時刻は午後をちょっと回っていた。夜にコンサートの予定があるので近場の川俣東沢渓谷を散策することにした。
八ヶ岳高原ラインの東沢大橋の端から谷にくだる。木々に覆われた道は涼しい。
土の地面は固く湿気を帯びていて滑りやすい。沢筋の道は起伏に富んでおり、長く続く木製の上り階段はかなり辛い。場所によっては丸太の梯子になっているところもある。
ザックを背負っている分、階段や落差の在る岩場はガマ蛙のようにしがみ付きながら下りるので傍から見たらかなりかっこ悪いことだろう。
時折、玄武岩の苔むした岩肌があわられる。渓谷をまたぐ錆ついた鉄橋には『5人以上同時に渡るな』と警告板が付いていた。
ブーツを脱いで火照った足を渓流に浸す。一分程で冷たさに我慢できなくなる。手頃な岩の上でぼ~っと体を休める。
林道に入る前にペンションを予約したので、後は沢を登り急いで帰ることにした。

ペンションに着くとひょうきんなおじさんが出迎える。部屋はツイン・ルームだ。
やっぱりペンションでシングルってのはないようだ。さびし~い。
早々にお風呂に浸かり、汗を流す。
1Fの食堂で早めの夕食をとる。同席した夫婦も夜のコンサートを観に行くそうだ。話が盛り上がる。
旦那さんのほうは山の写真、奥さんは藍染めを趣味にしている。旅先での会話も楽しみの1つだ。

清里フォトアートミュージアム(KMoPA)の5周年記念コンサート第2夜はジャー・パンファン(二胡)と恩田直幸(ピアノ)による演奏だ。
演奏会場の石柱の庭は周囲を木立に囲まれ虫の声も夏の終わりを告げるかのようにはかない。正面のステージに照明が灯り演奏が始まる。
オープニングは『LIGHT DANCE』という曲だ。聴いてみたい人は
http://www.page.sannet.ne.jp/kasaim/JIA/jindex.html
にアクセスしてみよう。
少し肌寒さを感じる夜風の中で意識がどこまでも果てしなく澄み渡る。
二胡とピアノの音色が調和してやさしく包み込む。取り戻せない甘く切ない想いが流れていく。そしていまを紡ぎだしている想いは・・・・
20世紀最後の夏が過ぎていく。

2000-08-26 清里高原
清里高原 夏の清里高原、動機はコンサートの企画に携わっている知人が清里フォトアートミュージアム(K MoPA)の5周年記念コンサートに協力しているからだ。
東京八重洲口8時20分からの高速バス『きよさと号』に乗車する。
出発早々、『中央道は談合坂まで40キロの渋滞、到着は何時になるかわかりません』
のアナウンス。お~い、おっちゃん、そういう事は発車前に言ってくれないと~。
まあきょうは予定がないから車内でジックリ本を読むことにしよう。
ここで一言アドバイス~。渋滞のときはサービスエリアの駐車場とトイレが混むのでバスにトイレが付いているか確認しておこう。きよさと号には付いてる。
午後1時半頃清里駅に到着。中途半端な時間だから今夜の宿泊を予定している
キャンプ場に向かうことにした。国道141号線を須玉IC方向へ5キロほど歩く。
道路沿いには木陰が少ない。暑い、すごく暑い。途中のスーパーで涼みながら食料を補給する。丘の公園入口の信号を右折して牧場通りを1キロ半ほどさらに歩く。
モーモーランド・オートキャンプ場、あれ?これは観光地風で安直だぞ~。
邪道だけど携帯電話で確認する。もっと先だと電話口から答えてくる。
『きょうは貸切です』と付け加えられた。5000坪の敷地が貸しきり~?来るもの拒まずの精神はどこへいったんだ~。
まあモーモーランドでもいいか~。受付けで料金を聞いてみる。
『いまオープン特価で4000円です』とお兄ちゃんが愛想よく答える。
仕方ないのであちこち電話をしてみるが、どこも満杯。再度受付けに戻り、テントサイトを見せてもらう。『お客さん独り~』の問いに答えると『それなら2500円でいいよ』とまけてくれるではないか。おお~お兄ちゃん、いい人だね。まだちょっと高いけど。(普通高くても1000円というのが頭にあった)。
テントを設営して、ちょっと遅めの昼食。スーパーで買ったさつま揚げを3枚程食す。


K MoPA K MoPA
時間は午後4時を少し回っていた。ヘッドランプ片手にK MoPA に向かう。
徒歩で3キロくらいだ。とんぼは器用だ、前を見ながら真っ直ぐ後退できる。私の車の運転よりうまそうだ。
K MoPAはプラチナプリントの作品を扱っている。興味のある人は井津建朗の写真集または ON THE EDGE IMAGES FROM 100 YEARS OF VOGUE (RANDOM HOUSE)等を参照。
館内のレストランはディナータイムが始まっていた。受付の女性にドリングが飲める
場所を聞いてみる。『車でおいでですか』と聞かれたので『歩いてきた』と答えた。
徒歩で来る人はいないらしい。宿泊者以外立入り禁止の奥にある自販機を教えてもらった。この受付嬢もいい人だ。

翌日のコンサートを楽しみにキャンプ場への夜道を戻る。舗装された林道がぼ~と浮かび上がる。静寂に包まれた細道をヘッドランプの光を頼りに歩く。
時折とうもろこしの畑が道端に広がる。1キロ程歩くとペンションの華やかな明かりが目にはいる。中庭ではバーベキューを囲む若者とレゲエの曲が聞こえて来る。
その先にはまた人気の無い道が続いている。夜風を楽しみながら歩き続ける。

2000-07-29 日光・千手が浜
日光・千手が浜 土曜日朝5時に起床。今回は機動性を向上させるために通常使用しているザックより若干小さめのザックを使用した。
そのため前日80円引きで買ったフランスパンと常温保存可能なチューブ入りピーナッツジャムを握りしめたまま、東武日光線快速電車に乗り込むことになった。電車の中で朝食、やたらにパンが硬い。
東武日光駅からバスに乗っていろは坂を登り中禅寺温泉で下車する。
中禅寺湖遊覧船乗り場からは20分前(8:50)に千手が浜行きが出航した後だった。
近くの八百屋でピーマン、ウィンナー、さつま揚げを買った。
ブーツの紐を縛り直し菖蒲が浜まで湖に沿った林道約4キロを歩く。適度な木漏れ日と湖からの風が心地よい。
菖蒲が浜の波止場からは11時に千手が浜行きの臨時便が出る。1時間程湖を眺めながらパンをかじる。
桟橋の柱のくもの巣にこがね虫が引っかかってもがいている。蜘蛛は姿を現さないが夜には糸に巻かれてしまうことだろう。

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