第15回 Samba導入
2026.01.16

WEBサイトの開発環境として、市販のNASにApache Webサーバのドキュメントルートを設定し、
各Windowsパソコンに、Apache, MariaDB, PHPなどをインストールして編集していました。
ところが、最近になって、NASの調子が悪くなってきました。

そこで、非公開のWEBサーバ予備機SSDに構築したUbuntuにSambaを導入することにしました。
これにより、各パソコン内にWEB開発環境を置く必要がなくなりました。
ここでは、SambaをインストールするサーバのIPアドレスを192.168.11.31として、下位8ビットのローカルIPアドレスからのみファイル共有できるものとしました。
●Sambaのインストール
$ sudo apt update && sudo apt upgrade -y
$ sudo apt-get -y install samba
●共有フォルダの作成
$ sudo mkdir /share
$ sudo chmod 777 /share
共有フォルダのルートは、root権限で作成しましたが、
その中に作成するフォルダはSCPなどで転送しやすいように
ログイン権限のあるユーザで作成しています。
●smb.confの設定
$ sudo vi /etc/samba/smb.conf
[global]
unix charset = UTF-8 ← 追記
dos charset = CP932 ← 追記
workgroup = WORKGROUP ← デフォルト設定
#### Networking ####
host allow = 192.168.11. localhost ← 追記
interfaces = 192.168.11.0/255.255.255.0 127.0.0.1 ← 編集
bind interfaces only = yes ← 有効
map to guest = Bad User ← 追記
# 最終行に追記
[Share] ← 任意の共有名称を指定
path = /share ← 共有フォルダ指定
browseable = yes ← フォルダ表示の有効化
writable = yes ← 書き込みOK
guest ok = yes ← ゲストユーザーOK
guest only = yes ← 全てゲストとして扱う
create mask = 0777 ← フルアクセスでファイル作成
directory mask = 0777 ← フルアクセスでフォルダ作成
Windowsのワークグループ名を確認
デフォルトでは、ワークグループ名が「WORKGROUP」になっています。
Windowsで設定しているワークグループ名を確認してください。
コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→関連リンク ドメインまたはワークグループ
構文をチェックします
$ sudo testparm
Sambaの再起動します
$ sudo systemctl restart smbd nmbd
ステータスを確認します
$ systemctl status nmbd.service
Sambaを自動起動するように設定します
$ sudo systemctl enable smbd nmbd
●iptables設定
Sambaサーバでは次の2つのサーバプロセスがサービスを提供しています。
smbd:ファイル共有、プリンタ共有などのSMBサービスを提供。待機ポート番号は139/tcpと445/tcp
nmbd:NetBIOSのネームサービスを提供。待機ポート番号は137/udpと138/udp
WEBサーバ構築時に不要なポートを閉じてしまっているので、
Sambaが使用するポート(主にTCP 139, 445番、UDP 137, 138番)を開放する必要があります。
iptables -A INPUT -p tcp --dport 139 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p tcp --dport 445 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p udp --dport 137 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p udp --dport 138 -j ACCEPT
$ sudo reboot
$ sudo nmap localhost
PORT STATE SERVICE
22/tcp open ssh
25/tcp open smtp
53/tcp open domain
80/tcp open http
110/tcp open pop3
139/tcp open netbios-ssn
143/tcp open imap
445/tcp open microsoft-ds
465/tcp open smtps
587/tcp open submission
3306/tcp open mysql
第9回 ファイアーウォール(iptables) 設定
※重要
Sambaによるファイル共有はローカルネットワーク内に制限するので、
ブロードバンドルータ側での設定変更は必要なく、Sambaの使用するポートをインターネット側に開放してはいけません。
●Windows側の設定
ここでは、Sambaを導入したサーバのIPアドレスを 192.168.11.31、共有名を「share」として説明します。
ファイルエクスプローラーのアドレスバーにIPアドレス + 共有名を入力します
\\192.168.11.31\share

Microsoftも余計なアップデートをしてくれたものです!
組織のセキュリティポリシーでSambaの非認証ゲストアクセスがブロックされる問題は、主にWindowsのセキュリティ強化(特にWin11 24H2以降のアップデート)が原因で発生し、解決するにはクライアントPC側で「安全でないゲストログオンを有効にする」設定をgpedit.msc(ローカルグループポリシーエディター)から変更するか、net useコマンドで資格情報を指定するか、Sambaサーバー設定(smb.conf)を見直す方法があります。
ここでは、ゲストログオンを有効にします

Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力してローカルグループポリシーエディターを起動します。

コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > ネットワーク > Lanman ワークステーション を開きます。
「安全でないゲストログオンを有効にする」をダブルクリックします

「有効」を選択してPCを再起動します
>

ファイルエクスプローラーを開き、左側のナビゲーションペインで「PC」を右クリックし、「ネットワークドライブの割り当て」を選択します。

ここでは、共有フォルダ―をEドライブに割り当てています

次に他のラズベリーパイからのファイル共有設定を行います
●CIFS(Common Internet File System)
CIFS(Common Internet File System)とは、Windowsのファイル共有プロトコルであるSMB(Server Message Block)を基に、Windows以外のOS(Linux, Unix, macOSなど)でも利用できるように拡張・公開された、ネットワーク経由でのファイル共有のための通信規約です。
TCP/IP上で動作し、遠隔地のファイルサーバーやNAS(Network Attached Storage)へのファイルアクセスやプリンター共有を可能にしています。
●mount.cifs
mount.cifs は Linux に CIFS ファイルシステムをマウントします
検証環境には、Raspberry Pi 4 を使用しました
$lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Debian
Description: Debian GNU/Linux 11 (bullseye)
Release: 11
Codename: bullseye
cifsモジュールをインストールします
$sudo apt-get install cifs-utils
cifs-utils はすでに最新バージョン (2:6.11-3.1+deb11u2) です。
マウントポイントを作成します
$sudo mkdir /mnt/share
$sudo chmod 777 /mnt/share
cifs は mountコマンドに -t cifs オプションを指定することで間接的に呼び出されます
$sudo mount -t cifs //192.168.11.31/share /mnt/share -o rw,user=********,password=********,vers=2.0,iocharset=utf8
user, password には、Sambaを導入したWEBサーバ側のアカウントを指定してください。
mount.cifs のオプションはカンマ「,」 で区切って指定します
| user=arg |
接続する際に用いるユーザー名を指定します
指定されていないときは、環境変数 USER が使用されます
|
| password=arg |
CIFS のパスワードを指定します
指定されていないときは、環境変数 PASSWD が使用されます
|
| rw |
read-write でマウントします
|
| uid=arg |
サーバーが所有者の情報を提供しない時に、マウントされた ファイルシステム上の、すべてのファイルとディレクトリを所有する uidを設定します
ユーザー名か数値によるuidのどちらかで指定します
|
| gid=arg |
サーバーが所有者の情報を提供しない時に、マウントされたファイルシステム上のすべてのファイルとディレクトリを所有する gidを設定します
グループ名か数値によるgidのどちらかで指定します
|
| iocharset |
文字コードを設定します |
●参考文献
mount.cifs — Common Internet File System (CIFS) を使用したマウント
|
Raspberry Pi(ラズベリー パイ)は、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されている。
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